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日本動物看護職協会 設立総会開催 5月10日

更新:2009/04/15

日本動物看護職協会が正式に設立された。
5月10日には東京大学を会場に設立総会が開催される。

欧米では動物看護職が公的資格になっているが、日本では正式な国家資格はない。さらに日本の場合、給与や労働時間などの待遇面で、数年で辞めるケースが多いのが実情。

現在、動物看護職は約2万人とみられるが、日本小動物獣医師会・日本動物病院福祉協会・日本動物看護学会・全日本獣医師協同組合など民間団体が独自に「動物看護士」「動物看護師」「動物衛生看護師」などの名称で資格認定している。

日本獣医師会では、06年に動物看護職の専門性を検討する委員会を設けて協議を重ね、多くの関係者の支援で今月、「日本動物看護職協会」を設立した。動物看護の調査研究や雇用環境の改善などを進め、最終的には資格の統一化を目指す。

同協会代表で東京大教授の森裕司氏(獣医動物行動学)は「人と動物が共に健やかに暮らす社会の基盤作りに、動物看護職が果たす役割は重要になるだろう。欧米のように、厳格な育成プログラムと公的な資格認定制度の整備が必要だ」と話す。

また、動物看護職の資格認定を行っている民間団体と連携し、卒業後に資格を取得できる学校もカリキュラムや教育体制は様々だ。
 
国際動物専門学校(東京)は4月から、全国で初めて、動物のリハビリについて学ぶ「動物看護・理学療法学科」を新設した。動物看護の基礎に加えて、マッサージ療法や運動療法、超音波や温熱を利用した物理療法などの技術を身につける。

福岡エコ・コミュニケーション専門学校(福岡市)は06年、「動物看護福祉専攻」のコースを設けた。アニマルセラピーを取り入れる福祉施設が増えており、動物と接する高齢者の介護の知識も必要とされている。受講生は、ホームヘルパーの資格を取り、高齢の動物の介護も学ぶ。

地域の獣医師の発案で設立された大阪ペピイ動物看護専門学校(大阪市)は、実際の病院業務を中心に学ぶ。

動物関連の専門学校や各種学校による質の高い人材育成などを目指す「全国動物教育協議会」が今秋の発足に向け、準備が進められている。幹事会代表の学校法人シモゾノ学園の下薗恵子理事長は「動物と人が共存共生していく上での『動物福祉』の精神を大切にしたい」と話している。

関連情報
http://nichiju.lin.go.jp/mag/06201/a6_2.htm

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