“いつか”は“必ず”来る――。だからこそ読んでほしい。『まんがで読む はじめての猫のターミナルケア・看取り』が5月13日(月)発売

2019/05/14

愛猫の命が残りわずかとなったとき、飼い主にできることは? ――答えはいっしょに暮らしてきた時間のなかにありました。いちばん役立つペットシリーズ『まんがで読む はじめての猫のターミナルケア・看取り』(編・猫びより編集部)が5月13日(月)に発売されました。

内容について

■寿命が延び、高齢化が進む猫。医療行為をやり尽くした後、飼い主がしてあげられることとは?
愛猫の最期をきちんと看取ることができるのか。はじめてのことは不安がいっぱいです。まんがとイラストで、猫と飼い主に寄り添いながら、ターミナルケアと看取りについて分かりやすく紹介。飼育本や専門誌でも避けがちなテーマだからこそ、知っておくべき知識やアイデアが満載です。

本書は医療ガイドやハウツー本ではなく、メインは余命わずかと診断された猫のもすけと飼い主・鈴木のターミナル期から看取りまでを描いたまんがです。描かれたさまざまな局面をいつか訪れる愛猫のターミナルケアや看取りの際の備えとして役立ててください。

■猫のターミナルケアに必要なのは、ごはん、薬、寝床、それから…いつもの手と声、ぬくもり!
心地よい環境づくり、投薬のテクニック、食欲が落ちた子に向けた食事のアイデアなど、飼い主だからこそできる日常のケアを病状に沿って紹介します。

また、積極的治療をやめる場合、最終的には飼い主さんの判断で決めなくてはなりません。緩和ケアで辛い症状を和らげ、安心できる環境でその子らしく残りの時間を過ごさせてあげましょう。

■獣医師や猫せんぱいによるお役立ちコラム満載
多くの猫と接してきた獣医師や保護猫ボランティアさんが、ターミナルケアから看取り・見送りまで、本当に知りたかったことをコラムで紹介します。

著者について

本書に関わったのは、獣医さんや保護猫ボランティアさん、超がつく猫バカさんなど、名うての猫せんぱいたち。そしてみな看取り経験がある人たちです。

【まんが】ななおん 【イラスト】小野崎理香
【全体監修】古山範子
養生法のセミナーなどで活躍するドクター。本書では、手作り食とホリスティックを土台にしたケアの指導も。

【医療指導】西村知美
「アール動物病院」院長。臨床現場で活躍するドクターならではの豊富な知識・情報を元に、まんが内の病状・治療について指導。

【ケア指導】武原淑子
東京都動物愛護推進員。豊富な経験・知識を持つ保護猫活動のスーパーボランティア。薬の飲ませ方や注射・点滴の方法をはじめ、飼い主にとって本当に知りたいことをコラムで公開。

【構成・文・まんが原作】粟田佳織
フリーランスの編集・ライター。小さい頃から犬と暮らし犬派を公言してきたものの、大人になって猫と出会うとドハマり、ころっと猫派に転身。現在2匹の猫と同居。

●原作者より
数年前にはじめての猫を看取った経験からターミナルケアの情報のニーズを強く感じ、本書の企画に至りました。愛猫はもともと病弱で投薬や通院が常になっており、ペット医療の知識や命に対する意識もそれなりに高いつもりでいましたが、いざターミナル期に突入すると何も役に立たず、弱っていく愛猫を前にとまどうことばかり。本当に知りたいことはネットや本にも載っておらず無力感でいっぱいでした。

大切なのは正解ではなく自信なのだと気づいたのは、見送った後のことです。愛猫のことをいちばんわかっているのは自分なのだと自信をもてば、あらゆる選択や決断が潔くできただろうし、強くいられたのだろうと。そして自信を育むのは生きていっしょに過ごした時間なのだと。

ターミナル期も看取りも猫と生きた時間の集大成、だからこそいっしょにいる時間の尊さを実感してほしいし、自信をもって看取ってほしい。そんな思いを込めて作った一冊です。(粟田佳織)

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