愛猫を乳がんから守ろう!ねこ乳がんの予防啓発プロジェクト「キャットリボン運動」2019年9月1日から始まります

2019/08/30

一般社団法人日本獣医がん臨床研究グループ(以下JVCOG)は、9月1日(日)に“乳がんで苦しむ猫を0 (ゼロ)にする”ことを目的とした「キャットリボン運動」を立ち上げます。

詳細

【設立背景】
 近年、日本では猫の飼育頭数が2017年に犬を上回るなど、猫との暮らしを楽しむ飼い主が増加しており、飼育環境も改善されていることから、猫の平均寿命も伸び、高齢猫も増えているといわれています。また動物病院においては、人医療と同様に、猫のがんを診療する機会も増えてきました。中でも猫の乳がんの割合が多く、悪性率も高いことがわかっています。(猫の乳がんの8割以上が悪性腫瘍といわれています。)
そこでこの度、「乳がんで苦しむ猫はもっと減らせるはず!」という熱い思いを持った獣医師が集まり、人とは異なる猫の乳がんに対する正しい知識(予防、早期発見、早期治療)を普及させ“乳がんで苦しむ猫を0 (ゼロ)にする”ことを目的とした「キャットリボン運動」を立ち上げることにいたしました。

【運営団体】
一般社団法人日本獣医がん臨床研究グループ(JVCOG)
 代表理事:公財)日本小動物医療センター附属日本小動物がんセンター センター長 獣医師 小林哲也

【活動内容について】
●猫の乳がんの知識の普及について
猫の腫瘍の中でも乳腺腫瘍が占める割合は多く、乳腺腫瘍の約8割が悪性(乳がん)であることが知られています。また治療時の腫瘍の大きさや手術法により、その後の生存期間が大きく異なることも複数の研究で示唆されています。一方、一般の飼い主には猫に乳がんがあること自体、あまり知られていません。
2019年9月1日にキャットリボン運動公式ホームページ(www.catribbon.jp)をリリースし、猫の乳がんについての基礎知識や早期発見の方法などを紹介していきます。
また人の乳がん啓発のピンクリボン運動にちなんだ【キャットリボンピンバッチ】を作成し、獣医師と飼い主を問わず猫の乳がんに関する情報を発信していきます。

●猫の乳がんとは?
1.病気で亡くなる猫ちゃんの約1/3が「がん」です。
2.猫の悪性腫瘍でも最も多い腫瘍の一つが「乳がん」です。
3.猫の乳腺のしこりは約80%が悪性と言われています。
4.猫の乳がんは治療開始時のしこりの大きさなどにより、その後の生存期間が異なることがわかっています。

●キャットリボン活動内容 乳がんで苦しむ猫をゼロにするために早期発見、早期治療を促す正しい知識を発信していきます。
1.キャットオーナー向け:乳がんの予防、早期発見および早期来院の啓発
2.獣医師向け:猫の乳がんの標準的治療法の啓発、学術講演会の実施

【ピンバッジのイメージ】

※画像

※画像はイメージです。デザインは変更となる場合があります。


【公式HPイメージ】
https://www.catribbon.jp(9月1日公開予定)

●キャットリボンの日
10月22日(火・祝)をキャットリボンの日と定めさせていただきました。
【10月=人の乳がんの啓発月間(ピンクリボンの月)】×【22日=語呂合わせ「22(ニャンニャン)」】

●今後の活動予定
11月10日(日)に、東京都内にて飼い主向け、および獣医師向けの2部構成でチャリティレクチャーを実施予定。

●後援団体
・ Japanese Society of Feline Medicine【JSFM、ねこ医学会】(http://www.jsfm-catfriendly.com
・ 一般社団法人日本獣医がん学会(http://www.jvcs.jp
・ 一般社団法人日本獣医麻酔外科学会(https://www.jsvas.net

●運営団体「一般社団法人日本獣医がん臨床研究グループ(JVCOG)」について 
JVCOGは、獣医臨床腫瘍学の発展を目指す獣医師で構成される研究グループです。JVCOGでは、獣医臨床腫瘍学に関連した新薬承認試験の実施や、多施設間臨床試験によって有効性の高い治療法を開発し、がんに罹患した動物の診療の質と治療成績の向上を図ることを目的としています。
・活動実績:メラノーマワクチン治験、新規抗がん剤治験、リンパ腫ワクチン治験の実施、犬用化学療法剤(トセラニブ)の市販後調査など
・会員構成:全国31名の獣医師(11大学、12施設)
 活動詳細はHPからご確認ください:http://www.jvcog.jp/index.html

代表理事:
小林 哲也 
公益財団法人日本小動物医療センター付属 日本小動物がんセンター・センター長/
米国獣医内科学専門医(腫瘍学)、アジア獣医内科学専門医(小動物)/
日本獣医生命科学大学非常勤講師

副代表:
辻本 元  
東京大学大学院獣医内科学教室・教授/日本獣医内科学アカデミー(JCVIM)・会長
アジア獣医内科学会 (AiSVIM) ・設立時会長/
世界小動物獣医師会 (WSAVA)・Scientific Advisory Committee

理事:
石田 卓夫
日本臨床獣医学フォーラム・代表/日本獣医がん学会・会長
日本獣医病理学専門家/赤坂動物病院・医療ディレクター

廉澤 剛
酪農学園大学獣医学群 獣医臨床腫瘍学研究室・教授/
酪農学園大学附属動物医療センター 伴侶動物医療部門腫瘍科/軟部外科科長、センター長/
日本獣医麻酔外科学会・会長、日本小動物外科設立専門医

藤田 道郎 
日本獣医生命科学大学獣医放射線学教室・ 教授/日本獣医画像診断学会・会長/
日本獣医生命科学大学付属動物医療センター・院長


【キャットリボン運動の紹介リーフレット】 
 ※キャットリボン運動の活動について、簡単にまとめたA4サイズのリーフレットになります。
  以下のURLダウンロードをお願いいたします。
  https://prtimes.jp/a/?f=d47731-20190829-3096.pdf

【キャットリボン運動ロゴ】※活動主旨にご賛同いただいた方は、ご自由にロゴをご利用ください。

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■公式HPイメージ

■キャットリボン運動ロゴ

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