《日本介助犬協会》コロナ禍を受け中止していた、介助犬の子犬育成プログラムボランティア指導をオンラインで実施、その様子をレポート

2020/06/29

手や足に障がいがある方の日常生活をサポートする介助犬を育成する社会福祉法人日本介助犬協会(以下、協会)は、コロナ禍を受けボランティア指導をオンラインで実施し、6月22日(月)に行われた様子をレポートしました。
協会は感染拡大予防対策を実行しながら介助犬育成を着実に進めています。

日本介助犬協会についてはこちら
https://s-dog.jp/

「来訪デイ」とは

協会は介助犬候補のパピー(子犬)を2か月齢から1歳頃までパピーホームボランティアと呼ぶ一般のご家庭に預けています。通常は協会の職員が定期的にボランティア宅に伺い、パピーの様子を伺う「訪問指導」の他、月に一度介助犬総合訓練センター(愛知県長久手市)にボランティアを集め「来訪デイ」と称した、職員によるしつけ方教室を開催しています。しかし今般の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4月以降は訪問や来訪による指導を中止せざるを得ず、個別で電話やビデオ通話による状況確認や個別指導を行ってきました。犬の幼少期は時期によって飼育者であるボランティアが抱える悩みが共通することも多く、こうした悩みをボランティア同士が共有する場としてもこれまで行ってきた「来訪デイ」は重要な位置づけを持っています。

従来の「来訪デイ」の様子▼

オンライン型「来訪デイ」の様子

コロナ禍で介助犬育成の手を止めないため、協会はボランティア指導を初めてオンラインで実施し、6月22日に行われた「オンライン来訪デイ」の様子をレポートいたします。

《 概要 》
この日参加したのは7か月齢から1歳のパピーを預かるボランティア7家族。各家庭がパソコンやスマホを通じてアクセスをし、職員が画面の前でその月齢に合わせた指導を行いました。この日行われたのは簡単なトレーニング。トレーニングとは言っても決して厳しく教えるわけではなく、遊びを通じて人とのコミュニケーションややり取りを楽しみながら、例えば一つの動きを人と犬で作り上げていきます。

《 実施内容 》
この日は人の足の間を8の字の形で回る、という動きを少しずつ教えていきました。職員がトリーツ(ご褒美のおやつ)を持ちながらお手本の動作を行い、ボランティアがそれを画面で見ながら同じようにそれぞれ行います。簡単な動作から始めて、徐々に難易度を上げていきます。パピーたちの集中力は長く持たないため、いかに楽しませながら、遊びを通じてトレーニングを行っていくかがポイントです。褒めるタイミングやご褒美のタイミングを伝えながら、犬にとっても何が正解なのか、遊びながら伝えていきます。職員が画面上でそれぞれのボランティアが行っている様子を確認し、徐々に動きを完成させていき、中には途中で退屈してしまい座り込む犬や、反対にやる気に満ち溢れてどんどん動きを覚えていく犬もいます。

《 実施結果 》
これから梅雨や夏の暑さで、犬が外に出られる時間も限られていく中、この日行ったような、限られたスペースで人も犬も楽しみながら時間を過ごすことができる遊び方を伝えていくことで、快適にお家で過ごすヒントとなるでしょう。40分の「来訪デイ」はあっという間に終了しました。協会の訓練部職員は「今、この状況でできることは精一杯できたと感じる。思っていたよりこちらからボランティアさんの様子も拝見することができ、今後の指導にも役立てていきたい」と話しています。参加者からは「とても楽しかった。予想以上に映像も音声もクリアで、指導も分かりやすく、快適に参加できた。」という感想も寄せられました。

今後いつまで続くかわからないコロナ禍の中で、介助犬育成も形を変えて、今できることを考えながら行っています。
※この時期には介助犬特有の訓練よりも、人と過ごす楽しさや人を好きになってもらうことに重きを置き、それぞれの家庭で楽しく過ごすことを目指しています。人と一緒に何かすることが楽しい、という将来介助犬になる時に大事な要素がパピー時代に経験できるよう、遊びの一環としてトレーニングを行っています。

日本介助犬協会とは

会社名:社会福祉法人 日本介助犬協会
所在地:
《 本部 》
〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜2-5-9
新横浜フジカビル301号室
TEL:045-476-9005
FAX:045-476-9006

《 介助犬訓練センター ~シンシアの丘~ 》
〒480-1311 愛知県長久手市福井1590-51
TEL:0561-64-1277
FAX:0561-64-1278

代表者:理事長 伊藤 利之
設立年月日:
(1)【認可日】平成16年3月18日
(2)【認可した官庁】東京都
(3)【事業開始日】平成16年4月1日
(4)【設置法人】社会福祉法人 日本介助犬協会

業務内容:
(1)介助犬訓練事業
良質な介助犬の育成に全力を尽くす。
候補犬の導入、適性評価、基本訓練、作業訓練、合同訓練、継続指導。

(2)介助犬訓練者養成
良質な介助犬を育成するのに欠かせない良質な介助犬訓練者を養成できるよう各種研修を行うとともに、研修生の受入れも積極的に行う。

(3)相談活動・連絡調整活動
介助犬希望者への相談業務を行い、個々に合った介助犬との生活構築を支援する。

(4)啓発活動
一般市民、障害者等に情報を提供し、受入れ事業者に対する職員教育等を行って、介助犬使用者の社会参加を促す。

(5)調査および研究活動
国内外の介助犬関連情報を収集し、かつ訓練実績等をモニターおよび分析し、効果的かつ効率的な育成に向けた調査研究を行う。

URL:https://s-dog.jp/

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