《ゾエティス・ジャパン株式会社》「皮膚疾患を持つ犬のオーナーの悩み・課題に関する実態調査」を実施

2021/04/15

ゾエティス・ジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:加藤克利)は、犬アトピー性皮膚炎をはじめとした皮膚病を抱える犬のオーナー515名を対象に、皮膚疾患の悩み・課題に関する実態調査を実施いたしました。

<実施背景>
昨今、犬アトピー性皮膚炎等が増加傾向にあり、また、コロナ禍におけるペットブームで、犬のペットオーナーも増加傾向にあります。そのような中、皮膚疾患のかゆみが増す夏に向けて、正しい疾患の理解を深め、ペットの健康とオーナーの豊かな生活に貢献すべく本調査を実施しました。

調査結果

①愛犬が薬剤使用や療法を開始して皮膚病が回復する前に愛犬の皮膚病によって負担を感じたことや悩んだこと

▶8割以上が「皮膚状態や治療が心配」「痒そうな様子を見るのが辛い」と回答。「周囲の視線が気になる」オーナーも5割弱存在するなど、皮膚病はオーナーの心理的負担が大きい

②通院する前に気になった愛犬の症状や行動

▶5割以上のペットが「皮膚が赤くなる」など、見た目でわかる症状が出る。掻いて悪化している可能性も

③周りの人の視線が気になった理由

▶「愛犬がかわいそうと思われている気がする」が57%。「近づかない方が良い」「不潔にしているのではないか」と、他者からの言葉に傷ついたオーナーも存在

④現在使用している薬剤や療法

▶治療薬はステロイド剤が主に使用される一方、新たな治療選択肢が広がっている(左図:全体)

⑤①より薬剤使用や療法開始による様子

▶7割以上のオーナーが治療によって、「痒そうな様子を見るのが辛い」「皮膚状態や治療が心配」「周りの人の視線が気になる」などの心理的負担が軽減されたと回答(左図:全体)  

実態調査概要

■調査期間: 2021年3月18日~3月20日
■調査対象: 犬アトピー性皮膚炎を持つペットオーナー103名、犬アトピー性皮膚炎以外の皮膚病を持つペットオーナー412名
■調査方法: インターネット調査

<監修専門家のコメント>
動物病院では日常的に犬の皮膚病に遭遇します。ペット保険会社の国内調査において、皮膚病は犬の疾患の請求割合の約25%に達することが示されており、その中でも痒みを主徴とするアトピー性皮膚炎は最も発生率の高い疾患の1つです。痒みは引っ掻きたくなる不快な感覚であり、今回の調査結果のように、愛犬の痒みはオーナーの生活の質の低下をもたらします。近年、獣医皮膚科領域の研究は日進月歩で、犬アトピー性皮膚炎の痒みの原因の一端が解明され、高い治療効果と安全性をもった治療薬も開発されました。これらの革新的な治療薬を利用することで、以前よりも犬の痒みを上手に管理することが可能となりました。様々な情報が溢れる社会においては、皮膚病とその治療法に関する正しい知識と理解が必要です。また、症状の早期発見も皮膚病を重症化させないポイントとなります。新型コロナ禍の影響で在宅の時間が多くなった昨今、愛犬とのスキンシップの一環で皮膚をよく観察し、下記のサイトやSNSを通じて犬の皮膚に関する知識を豊かにしてみてはいかがでしょうか?
[参考サイト/犬の痒み.com(https://www.xn--u8j9c6b1a1875f.com/)]

■監修:伊從慶太先生
アジア獣医皮膚科専門医, 獣医学博士(獣医皮膚病学)
株式会社VDTの最高技術責任者
どうぶつの皮膚科・耳科・アレルギー科の主任皮膚科医 

会社概要

社名: ゾエティス・ジャパン株式会社
HP▶ https://www.zoetis.jp/company/index.aspx

**** ゾエティスについて ****
ゾエティス・ジャパン株式会社は、動物用医薬品、ワクチン及び診断検査を対象とした研究、開発、製造及び販売を中心に事業を行い、加えて遺伝子検査やバイオデバイス及びさまざまなサービスを提供しています。当社は、世界的に増大しつつある牛、豚、鶏、魚、卵、乳製品の需要を満たし、ペットへのヘルスケアを提供するための取り組みを行っています。世界中の獣医師や畜産業の皆様が、当社の製品やサービス及び社員が高く評価していただけるように努力しています。

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