
昨年9月に行われたSuper Groomでは日本からの参加者、また各参加者の方が書かれた手記をご紹介して、コンテスト自体の様子も一部ご案内できました。
今年2月にも同じIJA(International Judges Association)の審査、主催は同じくGroomer to Groomerなどのペット関連の雑誌、文具などを販売しているBarkleigh Products社です。 行われるのはBurbankのマリオットホテル(映画好きのかなたならすぐお気付きになるかもしれませんが、各映画会社のスタジオなどで有名な土地柄です。Burbank Airportは別名ボブ・ホープ空港とも呼ばれています。)近くにはユニバーサルスタジオ、ちょっと足を伸ばせばハリウッドという華やかなエリアですので、今回コンテストツアーに参加していただくお客様にもオプショナルツアーを楽しんでいただけます。
今回のコンテストは前回のSuper Groomと同じく、各クラスでのコンテスト優勝者には規定のポイントが与えられ、グルーマーさんの公式の持ち点となります。公式の持ち点の合計が高いグルーマーのトップ数名がGroom Team USAの選手となってヨーロッパの大会に遠征します。そうなんです、欧米ではグルーマーのオリンピックに等しい大会があって、今年はフランスが、翌年はイタリアが優勝、などがグルーマー達の話題です。トップを目指すグルーマーさんにはとてもわかりやすく、また励みになる憧れがあります。

バーバンク近くでグルーミングショップを経営するNさんは2年前からコンテストに参加し始めました。Nさんは特に特定の学校で学んだわけではなく、グルーミングショップで働くうちに技術を身につけたグルーマーさんです。アメリカでは各都市でコンテストがあり、特に東海岸では有力な選手が多くいるといわれています。西海岸でのコンテストはこのバーバンクと昨年のラスベガスの2つだけが得点を競える大会です。最初はレベル1(グルーマーさんの経験や技術によってレベルが分かれます。1か3までありますが、初めての参加者は1か2からの参加になります。)のプードルクラスを順調に優勝し、前回はレベル2の優勝を逃し、今度こそと練習に余念がありません。
コンテストの優勝者に対する考え方、処遇は主催社や提供スポンサーなどによって微妙に異なります。あるコンテストグループは、1から3まで優勝をクリアし、特定の点数に達したグルーマーは憧れのトップグルーマーの地位とともにジャッジの資格も与えられます。選手の経歴やキャリアなどまったく関係のない実力での世界、自由の国アメリカらしい部分でもあります。また別のグループはドッグショーの世界に生きる正統派グルーマーを支持しています。勢いドッグショー出身のグルーマー達が多く見られますが、さすが追求するのはスタンダードに則したグルーミングです。そういった異なった考え方をするグループが存在しても、ある時は共同で、また単独でグルーミングコンテストの世界を広げています。
グルーマーさんが上を目指す、という世界が、誰にも公平に実力を磨く土壌をそなえたアメリカの光景です。
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