動物の体は、外から攻めてくる微生物や有害な化学物質と常に戦うことを余儀なくされています。そのための防御機構の一つが免疫グロブリンです。
免疫グロブリンはリンパ球の一種であるB細胞が、病原性微生物を認識して排除するために作り出す抗体で、体内に侵入してきた細菌・ウイルスなどの微生物・毒素や、微生物に感染した細胞を認識して体内から排除しようとします。
免疫グロブリン(Immunoglobulin: Ig)と呼ばれ、IgG、IgM、IgA、IgDおよびIgEの5種類に分類されます。食べ物と一緒に入ってきた病原性のある微生物や腸管内の悪玉菌も、常に腸壁から体内に侵入しようとチャンスを狙っています。
ペテルナに豊富に含まれている免疫グロブリン(IgG)が細菌やウイルスなどの外敵に結合して無毒化することによって腸壁から体内への侵入をガードしてくれます。
犬に牛の免疫グロブリンを摂取させて、本当に効果があるのか?
という疑問が沸いてきますが、免疫グロブリン分子の基本構造は、犬とそれ以外の哺乳動物との間で極端に違っている訳ではありませんので、異なる種の動物の抗体を使っても体内で防御効果を発揮させることは出来ます。
もちろん移入した抗体が体内で機能を発揮するためには補体を活性化したりマクロファージの Fcレセプターに結合したりしないといけないのですが、これらの分子も多くの場合種を超えて相互作用が可能であると言われています。
![]() 相模原プリモ動物病院 獣医師 川野浩志 |
健康食品業界では、鶏卵抗体(IgY)入りのヨーグルトや卵が売られていますが、こちらはピロリ菌の抗体で、胃内のピロリ菌の増殖を抑制することが、動物やヒトの試験において示されました。 IgGは胃酸で中和されそうですが、トリプシンインヒビターの効果や、マクロピノサイトーシスにより経口摂取でも血中のIgGが増えることが牛の実験で明らかになっていることは犬にとって朗報かもしれません。 |



