獣医師が描いた『絵本』を大阪府内の小中学校に寄贈するクラウドファンディングプロジェクト ~猫との共存を実現する心と知識を育みたい~

2019/04/17

大阪府八尾市の任意団体『Happy Tabby』は、獣医師である当団体の代表 橋本 恵莉子が作画した絵本『お母さんのらねこのおはなし』を、大阪府内の小中学校に寄贈するプロジェクトを開始し、クラウドファンディングを2019年2月24日に公開。期限まで1か月以上を残す3月23日に目標額を達成しました。

活動の経緯

昨今の猫ブームにより、猫の飼育頭数は初めて犬を上回りました(一般社団法人ペットフード協会「平成29年(2017年)全国犬猫飼育実態調査」日本ペットフード協会調べ)。

その一方で、飼育放棄、虐待、家庭における過剰繁殖や多頭飼育崩壊、飼い主のいない猫による糞尿被害や地域トラブルなど、人と猫を取り巻く諸問題は後を絶ちません。

同団体の代表である、橋本恵莉子 獣医師は、こうした問題に取り組むべく活動を続け、昨年7月に、猫の不妊手術専門クリニック『Happy Tabby Clinic(ハッピータビークリニック)』を開業するとともに、今年、任意団体『Happy Tabby(ハッピータビー)』を立ち上げました。

かねてより活動をともにしてきたボランティア 碓井朝美とともに制作した絵本『お母さんのらねこのおはなし』を、昨年10月に100部試作し、販売したところ、全国より購入希望が寄せられ、3か月足らずで完売しました。

読者の方々の多くより「絵本という媒体のため、猫に対して問題意識のない人や、子どもたちも、手に取りやすく、読みやすい」と好評で、「特に将来の社会の担い手である子どもたちに、ぜひ読んでほしい」という意見が多数寄せられました。

橋本獣医師自身、若い世代に対する、猫の不妊手術の重要性や地域猫活動などに関する啓発の必要性を強く感じていたこともあり、このたび、この絵本を新たに発行し、大阪府下の小中学校に寄贈することを目標とするプロジェクトを開始しました。


この絵本には、「過酷な外の環境で子猫を産み育てる母猫」と「それに関わる人」の姿が描かれています。

しかし、哀れみや同情に訴える「かわいそうな猫の話」ではなく、また、動物愛護精神にあふれる「素晴らしい人格者の話」でもありません。

どこにでもいる猫の、常に危険と隣り合わせながら生きる姿、そして、あまり知られてはいないけれど、実は日本のあちこちにいて、コツコツと活動する人との、関わりのお話です。

一部悲しい描写はありますが、穏やかなハッピーエンドで締めくくられる物語は、小さな子どもたちにも安心して読ませることができます。

また、最も大きな特色として、猫と人との共生のための知識とハウツーが込められているのです。

子どもたちが、この物語をとおして、外で生きる猫の現実と、それに対して、だれもが実行できるアプローチの方法を知ることは、数年先に過酷な環境で生きる猫を減らすこと、そして、人と猫の共存の実現につながると信じ、このプロジェクトを進めます。

クラウドファンディングの内容

・URL:https://silkhat.yoshimoto.co.jp/projects/604

(クラウドファンディングサイト「シルクハット(SILKHAT)」で「猫との共存」で検索)

・期間:2018年2月24日(日)から4月25日(木)までの60日間

・目標金額:1,000,000円

・用途:絵本2,000部を発行し、大阪府下の公立小学校1,004校、公立中学校463校へ寄贈。

残りは、獣医師 橋本恵莉子が開催する『いのちの教室』などで配布。

目標額達成後は、発行数を増やし、1冊1,500円で販売。

販売利益は、主に飼い主のいない猫の不妊去勢手術費用の助成に使用する予定。

お問い合わせ先

名称:任意団体Happy Tabby(ハッピータビー)

住所:大阪府八尾市神宮寺4-105

TEL:0729-70-5917 /E-mail:yao.happy.tabby@gmail.com

ホームページ:https://happy-tabby-room.themedia.jp/

団体の活動ブログ:https://ameblo.jp/happy-tabby-clinic/entrylist.html

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