社会福祉の課題に見え隠れする動物問題に迫る!講演会「第1回Veterinary Social Work講座」を開催

2019/05/15

2019年7月28日(日)10:30から、一般社団法人アニマル・リテラシー総研(Animal Literacy Research Institute, 以下ALRI)が、人間の福祉における動物問題の位置づけに関する最新の情報をお届けする講演会「第1回Veterinary Social Work講座」を開催します。
最近、人間を対象とする社会福祉専門職がクライアントを支援する際に、ペットに関する困りごとに直面するというケースが増えているようですが、このような人間の福祉と動物にかかわる課題の接点に関する情報提供の場はあまりありません。そこで、社会福祉専門職や動物保護に携わる関係者をはじめ、このような課題について基礎的な知識を蓄えたいと考えている皆さまに情報提供をとの想いから、講座の開催が決定しました。

Veterinary Social Work (VSW)とは?

最近、独居高齢者がペットの世話をしきれなくなり生活困難に陥っていることを訪問したケアマネージャーが発見したり、また独居高齢者が施設に入所しなければならない際にペットの引き取り先が見つからなかったり、人間を対象とした社会福祉支援を提供しようとした際に動物が付随した課題が発覚することがしばしばメディアでも取り上げられています。もしくは、子ども虐待で疑われた家庭にソーシャルワーカーが訪問すると、ペットの犬も暴力を振るわれていたなど、人間が社会福祉の支援を必要としているところでは、動物も困難な状況に陥っている可能性が高いと考えられます。このような人間を対象とした社会福祉の課題における「動物問題」、すなわち人間と動物双方に支援の手を差し伸べなければならない状況に対応する領域を指す概念として、海外では「Veterinary Social Work (VSW)」という言葉が使われ、注目され始めています。日本でもこのような状況が表面化している中、これらの場面に実践で直面する可能性のある社会福祉専門職や動物保護の関係者は、VSWが対応すべき課題やトピックスについて基礎的な知識を蓄えておく必要性があります。人間とそのペットが共に生活に困難さを抱えており、セットで支援が必要な状況、または人間の生活の質を向上させるためにも動物への支援を視野に入れなければならない場面にはどのような事態が想定できるか、本講座ではVSWの様々なトピックスの基礎的な情報を提供します。

■高齢者とペットの光と闇とは?人間が暴力を振るわれている家庭ではペットも虐待されているって本当?今回の講座で扱うトピックス(予定)

今回の講座で扱う予定の主なトピックスは次の通りです。

・動物虐待と対人暴力の連動性「LINK」の基礎知識
・海外におけるLINKの実践での活用例
・人間の福祉を脅かすアニマル・ホーディング
・高齢者と動物: 動物が高齢者に与える恩恵及び加齢に伴い飼育困難になる様々な事情とその対処方法

イベント概要

開催日時:2019年7月28日(日) 10:30~16:30
会場:貸会議室 内海
〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町3-6-15 本館東京学院ビル1F教室
http://www.kaigishitsu.co.jp/access/
講師:山﨑恵子 (ALRI代表理事)
   山﨑佐季子(ALRI 理事)
料金:6,500円(税込)

※申し込み方法や詳細については、下記のリンクをご覧ください。
https://www.alri.jp/?mode=f33

法人概要

一般社団法人アニマル・リテラシー総研は、動物福祉や人と動物との関係学など、動物とのかかわりにおけるアニマル・リテラシー、すなわち動物一般教養の向上を目的とした情報提供及びコンサルティングサービスを行う法人です。~動物とのかかわりに教養と専門性を~
法人名: 一般社団法人アニマル・リテラシー総研 (http://www.alri.jp)
代表者: 代表理事 山﨑恵子

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