ペットの家族化推進をミッションとし、ペット医療DXを行う株式会社TYL(本社:東京都港区 代表取締役:金児 将平、以下TYL)は、9月20日からの動物愛護週間に合わせて1027 名に対し、「エキゾチックアニマル(犬猫以外のペット)に関する実態調査」を行いました。
その結果、ペット飼育者の中でエキゾチックアニマルを飼っている人は約 45%ということが分かりました。飼育されているエキゾチックアニマルは、1位・鳥(文鳥やインコ)、2位・ハムスター、3位・カメ、4位・ウサギ、5位モルモットという結果でしたが、ペットの飼育に関わらず飼ってみたいエキゾチックアニマルのランキングは、1位・ウサギ、2位、ハムスター、3位・鳥(文鳥やインコ)、4 位・フクロウ、5 位・フクロモモンガという結果になりました。
環境省によると、動物愛護管理法は国民の間に広く動物の愛護と適正な飼養についての理解と関心を深めるための法律で、9月20 日から 26 日は動物愛護週間として定められています。ペットのヘルスケア分野における DX 化を推進している TYL は、飼い主に向けた啓蒙活動の一環として本調査を実施しました。調査では、フォーカスされやすい犬猫ではなく、ペットヘルスケア業界でも専門家が少ないといわれているエキゾチックアニマルに重点を置きました。エキゾチックアニマルの飼い主に対し、ペットの健康に関する正しい知識が広がればという思いで実施に至りました。
■コロナ禍をきっかけにエキゾチックアニマルを飼い始めた人は約 3 割とそこまで多くない印象。しかし、中国・四国地方では、約7割の飼い主がコロナ禍きっかけで飼育を開始という意外な結果に!
本調査でエキゾチックアニマルを飼っていると回答した164名に対し「新型コロナウイルス蔓延後(アフターコロナ)のペットの飼育についてあてはまるものを選んでください」と質問したところ、23.8%が「コロナ禍がきっかけでペットを新たに飼った」、5.5%が「コロナ禍前よりもともとペットを飼っていたが、コロナ禍をきっかけに新たにペットを飼った(飼育数が増えた)」と回答しました。
コロナ禍をきっかけにエキゾチックアニマルを飼い始めた人は約3割ということが分かりました。
「コロナ禍がきっかけでペットを新たに飼った」・「コロナ禍前よりもともとペットを飼っていたが、コロナ禍をきっかけに新たにペットを飼った(飼育数が増えた)」と回答した飼い主を地域別にみていくと、中国・四国地方では 70%、九州・沖縄地方では 53.4%という結果になり、中国・四国地方および九州・沖縄地方では約6割の飼い主がコロナ禍きっかけでエキゾチックアニマルを飼い始めたことが判明しました。
■東北地方ではウサギが人気!エキゾチックの飼育ランキングは、1位・鳥類、2位・ハムスター、3位・カメ。人気ランキング最下位のヘビは、飼育ランキングでは7位という結果に
本調査でエキゾチックアニマルを飼っていると回答した164名に対し「次のうちで飼っている、または飼ったことがある犬猫以外のペットを教えてください」と質問したところ、
1位・鳥(文鳥やインコ)
2位・ハムスター
3位・カメ
4位・ウサギ
5位モルモット
という結果となりました。
地域別では東北地方の1位がウサギで、全体の1位である鳥と同じ割合となっており、地域によって人気のペットに差があることが分かりました。
一方で、「飼ってみたい犬猫以外のペットを選んでください」という質問についての回答は
1位・ウサギ
2位、ハムスター
3位・鳥(文鳥やインコ)
4 位・フクロウ
5 位・フクロモモンガ
という結果で、6位以降はカメ、モルモット、プレーリードッグ、ハリネズミ、カメレオンと続き、ヘビは 11 位の最下位という結果となりました。
一方で飼育ランキングでは 7 位にランクインしており、飼育
ランキングと人気ランキングに差があることが判明しました。
■エキゾチックアニマルの健康に関して不安に感じた飼い主は7割、食事や皮膚の悩みが上位に。
本調査でエキゾチックアニマルを飼っていると回答した164名に対し「ペットの健康面で悩んだことはありますか?」と質問したところ、73.2%が「はい」と回答し、その際の対処法についての回答は、1位・動物病院へ行く、 2 位・インターネットで調べる、3位が動物病院に電話やオンラインで相談する、という結果でした。健康の悩みについては、1位・食事、2位・皮膚、3位・元気がない、という結果で1位の食事に関しては回答した6割以上の飼い主が悩んでいることが判明しました。
■教えて!獣医師さん
エキゾチックアニマル専門医が教える、正しい食事と秋から冬に気を付けたいヘルスケアについて
①【正しい食事の知識を】
鳥にモロヘイヤほうれん草は NG!秋から冬は結石ができやすいため水分補給をインコや文鳥を飼っている方は、主食のフード以外に小松菜やキャベツ等をあげることが多いと思いますが、同じ葉物の野菜でもモロヘイヤとほうれん草はあげてはいけません。
モロヘイヤの「ストロファンチジン」による中毒症状や食欲低下、ほうれん草の「シュウ酸」により結石ができやすくなります。秋冬は水分をあまり摂らないため尚更なりやすいです。
ハムスターは基本雑食ですが、犬猫と同様でネギ類・チョコレートには気を付けたいのと、秋はどんぐりに注意してください。秋に、お子さんが拾ってきたどんぐりをあげることで体調を崩してしまうハムスターもいるため、気を付けましょう。カメは雑食のイメージがありますが、意外に魚の刺身が NG な食べ物です。生魚に含まれる「チアミナーゼ」は栄養失調で痩せてしまう可能性がありますし、刺身の美味しさを覚えると普段のフードを食べなくなってしまうことがあります。また、カメは乳製品を消化できないのでチーズなども気を付けてください。
②【エキゾチックは温度変化に弱い】
ペットの種類関係なく、これから寒くなる時期は寒暖差に注意!冬眠してそのまま亡くなることも 人間も季節の変わり目は寒暖差で体調が悪くなることがありますが、動物も同じで風邪を引きます。進行して肺炎になり命の危険に…となることもあるため、自宅にいない時間の家の温度管理には気を付けてください。
エキゾチックアニマルは温度変化に弱く、種類によって寒い時期は冬眠してしまう可能性があります。特にリス・ハムスター・カメなどは飼育温度が低いと冬眠する可能性があります。冬眠自体も危険で、飼育下だと栄養状態の管理ができないことがあり亡くなる可能性もあります。冬場は室内の温度に気を付けましょう。ウサギやモルモットのような草食動物は、秋から冬にかけて水分不足による食滞(消化管うっ滞)を起こして、腹痛や元気なくなることが多いです。水分を摂れているかもチェックしましょう。
③【健診のススメ】
異変を感じなくても可能であれば年に2回の健康診断を。食欲がない・元気がないときはすぐ病院へ動物病院の来院患者さんは犬猫が多いのが現状です。その理由はいくつかあり、一部のエキゾチックアニマルは平均生体価格が低いことも影響し、保険を使えないペット医療費を払うことを躊躇する飼い主様も中にはいるということです。
また、エキゾチックアニマルの専門病院・専門家が全国的に少ないとため、動物病院に連れていっても『少し様子をみましょう』となってしまうことがあるためです。専門医の不足により、SNS 等の情報で調べて自己判断してしまうこともあります。エキゾチックアニマルは異変を伝える手段が少ないため、可能であれば年に2回の健康診断を受けることもおすすめします。食欲がない、元気がないといったようにご自身のペットに少しでも異変を感じたら、手遅れになる前に専門医がいる動物病院を受診してください。
■調査概要
・調査テーマ:エキゾチックアニマルに関する実態調査
・調査方法 :インターネットリサーチ
・調査対象者:20 代~60 歳代男女 1024 名
・調査実施日:2022 年 8 月 25 日~31 日
■TYL について
TYL は「ペットの家族化推進」をミッションとして掲げているスタートアップ企業で、動物病院支援とペットの飼い主支援という両輪で全 16 のサービスを展開しており、ペットが健康に暮らせる環境を作り、ペットと飼い主ともに幸せな生活を送れるようにペットの医療 DX を進めております。動物病院支援では、動物病院従事者向けの人材紹介事業や求人媒体等を運営、病院経営に関わる課題および事業承継のコンサルティング等を行っています。飼い主支援では、ペットのヘルスケアに係る往診事業や病院の運営、シッター仲介のサービス等を提供しております。
コーポレートサイト URL:https://pet-tyl.co.jp/
■会社概要
名称:株式会社TYL
代表取締役:金児 将平
設立:2017 年 8 月 1 日
資本金:262,619,800 円 ※資本準備金含む
所在地:東京都港区芝 2-13-4 住友不動産芝ビル 4 号館 4 階