獣医学書籍等を発刊する株式会社インターズー(東京都渋谷区元代々木、代表:西澤行人)より、小動物臨床総合誌「J-VET '18/6月号 皮膚の不快感」が発刊しました。
【エキスパートの思考を手に入れ、臨床力を向上させる。】
J-VETは6月号から新たなコンセプトで特集を展開!
“臨床徴候”をメインテーマとして、それに関連する代表的な疾患(遭遇頻度の高いもの)について、検査・診断・治療(手術手技)・補助的療法を、その分野の第一人者の先生が執筆します。
また、取り上げた疾患に造詣が深い先生に監修していただくことによって、よりハイクオリティーな内容になっています。
動物は全身が被毛に覆われているため、さまざまな皮膚トラブルを惹起し不快感を呈します。これから訪れる“高温多湿の夏季”は特に注意が必要な時季です。
不快感の主たる臨床徴候は感染症、皮膚炎に起因する「瘙痒」です。
そこで、瘙痒に関係する皮膚疾患として、外部寄生虫症、マラセチア皮膚炎、膿皮症についての検査・診断・治療・補助的療法を取り上げた特集「皮膚の不快感」を企画しました。
-TOPICS-
●皮膚疾患の診断アプローチ
●外部寄生虫症
●脂漏症とマラセチア皮膚炎
●表面性・表在性膿皮症
●深在性膿皮症
●薬用シャンプーと外用薬
<皮膚疾患の診断アプローチ>
関口麻衣子(アイデックスラボラトリーズ)
エキスパートへの第一歩!17ページでお届けする大作です。
皮膚の炎症性病変と痒みを示す皮膚疾患の診断が“一目でわかる”不快感を示す皮膚疾患の診断アプローチ図を掲載。
院内検査として、細胞診(直接押捺塗抹法、テープストリップ法、膿疱内容物検査、針生検)、皮膚掻爬検査、毛検査のコツとピットフォールについて、わかりやすく簡潔にまとめました。
<深在性膿皮症>
山岸建太郎(本郷どうぶつ病院)
深在性膿皮症の治療は,長期間根気強く続ける必要があるため,飼い主への説明は欠かせません。また、基礎疾患や全身状態によっては重症化し全身への波及のリスクも有します。
本稿では、表在性膿皮症との違いや、深在性膿皮症を指すさまざまな用語を整理しながら、著者自身が作成された美しいイラストで病態や治療について解説します。
非常に厄介な“深在性膿皮症”。これで病態の概念がまるわかりです。
<薬用シャンプーと外用薬>
門屋美知代(かどやアニマルホスピタル)
皮膚疾患の治療として、薬用シャンプーや外用薬の適切な使用は皮膚疾患を管理・コントロールしていくうえでとても効果的です。そして、そのためには薬用シャンプー療法を活用する明確な考え方と正しい使用が不可欠です。
そこで本稿では、臨床現場での薬用シャンプーと外用薬の活用についてご紹介します。
主な薬用シャンプー34製品を抗菌性シャンプーなどの用途別・製品別、外用薬12製品をクロルヘキシジングルコン酸塩などの成分別・製品別にわかりやすく記載しています。
<ベーシック診療「消化管ケーススタディ」>
第1回:CASE-A 食道内異物の犬 / CASE-B 毛球症と急性胃炎の猫
大野耕一(東京大学動物医療センター)
弊社の大ベストセラーである「犬と猫の肝・胆・膵」の筆者である大野耕一先生、待望の新連載がスタートします。
犬と猫の食道、胃、腸の疾患のうち、比較的多くの先生方が診る症例をもとに“臨床医にとってわかりやすくて理解しやすいケーススタディ形式”で学びます。(症例はすべて東京大学動物医療センター消化器内科に来院したものです。)
エビデンスに基づいた診断方法や方針をご紹介!症例を診ていく過程での主治医の細やかな思考回路を「ここがポイント!」として欄外に記載するとともに、それぞれの症例で重要と考えられる事柄をコラムにまとめています。
<事例でみる!動物病院経営の疑問と解決のヒント>
第1回:データに基づく動物病院業界分析
岡野正治(なごみグループ)
人口・飼育頭数の減少に伴い、漠然とした不安を抱えていらっしゃる先生方も多いのではないでしょうか。業種別審査辞典などの企業統計資料を基に、動物病院の数・規模・獣医師数の経年的な変化などの、獣医業界の現状や未来に関する情報を提供します。
「新しく勤務医を雇用したいが、今の経営状態で新たにスタッフを増やして大丈夫か?」などの病院経営で生じうる疑問・課題を取り上げ、どのようなコンサルテーション・アドバイスができるのかを事例ベースで紹介します。
病院経営に活かしてもらうために、税理士や社会保険労務士など、“外部の視点からみた動物病院経営像”を紹介するとともに、他業種(例:医歯薬業界)での知見を紹介します。
<帰ってきた 病理診断つれづれノート。>
第1回:肉芽腫性炎症って、なに?~異物のはなし~
近藤広孝(日本大学)
大好評の連載「病理診断つれづれノート」が復活。
病理学や病理診断をより身近に感じてもらうため、第一人者の病理診断医のリレーエッセイをお届けします。症例を基に病理診断で得られた知見を解説し、さまざまな病態に対応できるようになります。
☆★☆注目のTOPICS☆★☆
<重症熱性血小板減少症候群(SFTS)>
松鵜 彩(鹿児島大学)
国内の獣医療界において急激に関心が高まり、人獣共通感染症と考えられるSFTSについて、“獣医師・動物看護師が知っておくべきこと”をお伝えします。昨今、西日本を中心に発症が増加傾向にある猫の症例をもとに、現時点で得られている知見と情報をご紹介。
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