千寿製薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:吉田 有宏、以下「千寿製薬」)とDSファーマアニマルヘルス株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:中島 毅)は、千寿製薬が2018年3月に製造販売承認を取得した『犬の緑内障・高眼圧症治療剤「ベトラタン(R)」』を2018年7月9日(月)に新発売することとなった。
「ベトラタン(R)」はラタノプロスト※1を有効成分とする、国内唯一の犬の緑内障※2治療剤です。本剤は1mL中にラタノプロストとして50μgを含有し、1回1滴を1日2回(朝夕)点眼することにより眼圧を有意に下降させます。
両社は、「ベトラタン(R)」を新発売することで、これまで以上に動物眼科医療の向上に貢献していく。
※1:ラタノプロストについて
緑内障・高眼圧症の治療薬として用いられる有効成分で、プロスタグランジンF2α誘導体のひとつです。ぶどう膜強膜流出路からの房水流出を促進させることで眼圧下降作用を示します。
※2:犬の緑内障について
人と同じように犬も緑内障を発症します。縮瞳、充血、角膜混濁を呈しますが、特に痛みが激しく、そのため元気や食欲がなくなり、また目の周りを触れられることを嫌がります。そのまま気づかずに放置しておくと失明に至ります。緑内障は緊急疾患ですので、直ちに治療が必要です。
発売品目 :ベトラタン(R)
成分・分量:1mL中ラタノプロスト50μg
効能・効果:犬の緑内障、高眼圧症
用法・用量:1回1滴、1日2回(朝・夕)点眼する
包装 :5mL × 1本
発売予定日:2018年7月9日(月)
千寿製薬は眼科領域を中心として、独創的な医薬品の開発を進め、千寿製薬と関わるすべての人々が“しあわせ”になることを目指しております。製薬事業としては、眼科・耳鼻科用医薬品、コンタクトレンズ用剤及び動物用医薬品の製造、販売を行っております。
今後も、長年培ってきた感覚器官用医療用医薬品の製造開発技術をいかして、コンパニオンアニマルが動物らしい生活を長く続けられるように、動物用医薬品及び動物用関連製品の開発と普及を続けていきます。
詳細はホームページをご覧ください。
http://www.senju.co.jp/
DSファーマアニマルヘルス株式会社は、動物たちの健康を支えることで、人々の笑顔あふれる暮らしに貢献する企業として、2010年7月に大日本住友製薬株式会社の事業部門から分社化し、設立された研究開発型の動物用医薬品メーカーです。当社は70余年に及ぶ動物薬事業を通じて培った経験と実績を基礎に、人と動物の絆を支える「コンパニオンアニマル事業」、人々の豊かな生活を支える「畜水産事業」、確定診断に必要不可欠な「臨床検査事業」を展開しています。
詳細はホームページをご覧ください。
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