~動物医療機器事業に新規参入~ 犬の角膜保護用コンタクトレンズ「わんタクト」新発売!

2018/08/02

株式会社シードが、動物医療機器事業に新規参入し、第一弾として、犬種ごとの眼の形や大きさに合わせてコンタクトレンズの規格をカスタマイズ※1した、角膜保護のための犬用バンテージコンタクトレンズ「わんタクト」を8月1日より発売しました。
今やさまざまな種の動物たちが“家族の一員”として私たちと生活を共にしており、現在その数は 2,000 万頭を超えるともいわれています。しかしながら動物たちは気持ちや体調を示すしぐさや行動はできても、言葉で的確に訴えることができません。それでも動物たちの声を汲み取り、人と共に暮らす動物たちの Quality of Life を実現するために、動物医療従事者の方々との意見交換を重ね、シードが培った半世紀以上にわたるコンタクトレンズ製造の技術を用いて誕生したのが「わんタクト」です。
本製品は、犬の角膜障害の緩和や角膜保護を目的とした治療用コンタクトレンズです。犬種ごとに眼の形や大きさを解析し、角膜上で適度に動きながらも脱落しにくい設計が特長です。今回、小型犬を中心に 6 犬種に対応した4つの規格を発売しました。また、「わんタクト」の製品素材には、国内一貫生産のコンタクトレンズとして“耐汚染性”“高い保湿性”“UV カット機能”といった特長に好評を得ている「シード ピュアシリーズ」の素材を採用しています。今後も、よりきめ細かい犬種に対応できるよう製品開発を継続し、順次規格を追加していく予定です。
※1 すべての犬種に対応しているわけではありません。

発売概要

本製品は、犬用のバンテージコンタクトレンズです。目の各パーツは、ものを見るために、それぞれ大切な役割を持っています。その中でも角膜は、目の表面でもっとも外側にある光の窓口と なる部分です。角膜にキズがつくと、“目が充血する”“目が痛くなり、 目が開けられなくなる”“細菌に感染しやすくなる” などのいろいろなトラブルが発生することがあります。「わんタクト」を使用すると、レンズが角膜のキズを覆い、目を守ることができます。

【使用目的または効果】

・ 異所性睫毛、異物、被毛接触、眼瞼内反症による角膜障害の緩和と角膜保護
・ 角膜上皮障害、角膜上皮剥離、角膜潰瘍、3mm 以下のデスメ膜瘤による角膜障害の緩和
・ 角結膜疾患への外科療法あるいは内科療法施術後の角膜障害の緩和と角膜保護

※ 「わんタクト」は獣医師の資格者以外の購入、取扱いはできません。
※ 取扱いは獣医師のみですので、飼い主が装着、取り外すこともできません。はずれてしまった場合は、直ちに獣医師に相談してください。

ブランドサイトURL: http://www.seed.co.jp/animal/wantact

■製品概要

シードならではのこだわり

1. 両性イオン素材“SIB”※2
「わんタクト」で採用している両性イオン素材”SIB”は、生体模倣技術を用いて人体の基本構成物質であるタンパク質に似せ、素材中にプラスとマイナスのイオンをあわせ持った、シード独自の耐汚染性に優れた素材です。
※2 “SIB”は SEED Ionic Bond の略です。

2. 天然保湿成分「アルギン酸」
「わんタクト」の保存液に配合された「アルギン酸」は、コンブやワカメなどの海藻類から抽出される天然保湿成分です。眼の中の水分を引き寄せ、さらにレンズ表面に涙を滞留させる働きがあります。食品や医薬品、化粧品などにも使用されており、安全性、親水性の高い保湿成分です。

3. 有害といわれる紫外線をカット
紫外線(UV)は、白内障などの眼病を引き起こす原因のひとつといわれています。レンズには紫外線吸収剤が含まれていますので、眼に有害といわれる紫外線をカットします。
※紫外線吸収剤を配合したコンタクトレンズは、眼に入るすべての紫外線をカットするわけではありません。

4. 国内一貫生産のクオリティ
「わんタクト」は、すべての製造工程をシード鴻巣研究所で徹底管理。1 枚 1 枚品質にこだわりながらも大量生産を可能にし、環境にも配慮したエコロジーな工場です。

【今後の活動】
今後も、よりきめ細かい犬種に対応できるよう製品開発を継続し、順次規格を追加していく予定です。また、犬用のみならず猫用バンテージコンタクトレンズの発売も検討していきます。

株式会社シード 会社概要

■本社:東京都文京区本郷2-40-2
■設立:1957(昭和32)年10月9日
■資本金:18億4,128万円(東京証券取引所市場第一部 証券コード 7743)
■従業員:750名(連結)・631名(単体) ※2018年3月末現在
■連結子会社:㈱タワービジョン、㈱シードアイサービス、㈱アイスペース、実瞳(上海)商貿有限公司 SEED CONTACT LENS ASIA PTE.LTD.、SEED CONTACT LENS TAIWAN CO.,LTD. Contact Lens Precision Laboratories Ltd
■事業内容:コンタクトレンズ事業、コンタクトレンズケア事業、眼鏡事業、その他(眼内レンズ、アデノウィルス抗原検出試薬等の医薬品他)
■沿革
1951(昭和26)年 我が国初のコンタクトレンズの研究を開始
1957(昭和32)年 株式会社東京コンタクトレンズ研究所(当社前身)を設立
1962(昭和37)年 ブランド名を「マイコン」と名付ける
1970(昭和45)年 「マイコン」大阪万博のタイムカプセルに収納
1972(昭和47)年 我が国で初のソフトコンタクトレンズ「マイコンソフト」を発売
1985(昭和60)年 ブランド名を「マイコン」から「シード(SEED)」に変更
1987(昭和62)年 株式会社シードに商号変更
1988(昭和63)年 大宮研究所(埼玉県)を設立
1989(平成 1)年 日本証券業協会(現 JASDAQ)に株式の店頭登録
1991(平成 3)年 桶川研究所(埼玉県)を設立
2001(平成13)年 大宮研究所を桶川研究所に統合し「シード総合研究所」を設立
2004(平成16)年 国産初となる2週間交換ソフトコンタクトレンズ「シード 2ウィークピュア」発売
2007(平成19)年 シード鴻巣研究所(埼玉県)を設立
2009(平成21)年 国産初の1日使い捨てソフトコンタクトレンズ「シード ワンデーピュア」発売
2011(平成23)年 鴻巣研究所「ISO13485」の取得、「CEマーキング」指令適合
2014(平成26)年 東京証券取引所市場第二部に株式を市場変更
2017(平成29)年 東京証券取引所市場第一部銘柄に指定


<一般社団法人 あにまるすまいる>
言葉で伝える術をもたない「ものいわぬ」動物たちの声を汲み取り、動物医療、動物福祉に取り組む社会的な視点から、人と共に暮らす動物たちの Quality of Lifeの向上の為に、2017年11月22日に設立(一般社団法人化)され、動物たちにとって必要なサービスの研究や開発、セミナーやシンポジウムなどを通じた動物福祉への社会的意識向上などを目的に、他の団体・企業と一丸となって活動を推進しています。
※「わんタクト」は同法人の推奨商品に指定されています。

公式サイト:https://animalsmile1122.com/

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